純正調

音楽一般
oplus_32

最近のチューナーには三角の印があります。
この印は、純正律の三度の目安です。
例えばハ長調の主和音C(ド、ミ、ソ)のコードを演奏するとき、基音のドをチューナーの真ん中、第3音のミは左側の三角印へ合わせるように音を調整すると、心地よい和音になります。これは平均律の長3度が純正調より13.69セント低いためです。
イ短調の主和音A(ラ、ド、ミ)のコードでは基音のラをチューナーの真ん中、第3音のドを右側の三角印へ合わせます。これは平均律の単3度が純正調より15.64セント高いためです。
皆あまり気にしていないのは3度という音程が多少くるっていてもあまり気にならないからです。もしこれが完全4度や5度ならばたまったものではありません。なお、平均律でも完全8度だけは正確です。
このことは、ピアノやギターなど平均律の楽器の人は気にしていないかもしれませんが、管楽器、フレットの無い弦楽器、合唱では大問題なのです。
1セント(半音の100分の1)を聞き分けることが出来るかは知りませんが、同時に鳴らせば分かるかもしれません。

oplus_32

コメント

タイトルとURLをコピーしました