ギタロンです。15年ぶりにケースを開けたら弦巻(いとまき)が折れてぶら下がっていました。修理して鉄板で挟んでボルトで留めました。この楽器は新堀メソッドで使用する通常のギターの1オクターブ下のものです。弦長も65㎝で変わらないため簡単に弾くことができますが、弦の質量を大きくして低音を出すためか少し寸詰まりな音になります。逆にそれがギター合奏に合っているということも言えます。コントラバスではギターが負けてしまうようなところがあるようです。
このギタロンは講習会に間に合わなかったのですが、どこか昭和を思い出すノスタルジックな音が素敵です。弦は総て新品に変えましたが、以前使っていた人が、総ての弦を低音用に変えてありました(6弦から3弦までは正規の弦で1と2弦を6弦に張り替えていたようです。そのために過大な負荷が掛かって弦巻が破壊されたのでしょう。

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